Compositor: Kenshi Yonezu Hachi
歩いていたのは砂漠の中 遠くに見えた東京タワー
君の抱いていたボロい手帳 笑って見えたどこへ行こうか
海みたいに砂は燃えた かつてはここで人が生きた
先を急いだ英知の群れが壊したものに僕らは続いた
惑いも憂いも化石になるほど 嘘みたいな未来を思う
切なくなるのも馬鹿らしいほど 優しい未来
恥ずかしいくらい生きていた 僕らの声が遠く遠くまで届いたらいいな
誰もいない未来で起きた呼吸が僕らを覚えていますように
眩しくてさ 目を閉じたんだ 乾いた皮を辿りながら
ほんの向こうで君の声が呼んでいたんだ 確かに僕を
未来と過去が引っ張り合うんだ 弱い僕らの両手を掴んで
痛むことが命ならば 愛してみたいんだ 痛みもすべて
今だに心は不揃いなままで 生き苦しくなる夜もある
言い訳みたいな美意識すら消えちゃう未来
砂に落ちた思い出が息をしていた 遠く遠くから届いていたんだ
誰もいない未来の僕らの声が美しくあれるように
何千と言葉選んだ末に 何万とたった墓標の上に
僕らは歩んでいくんだ きっと笑わないでね
恥ずかしいくらい生きていた 僕らの声が遠く遠くまで届いたらいいな
誰もいない未来で起きた呼吸が僕らを覚えていますように
砂に落ちた思い出が息をしていた 遠く遠くから届いていたんだ
誰もいない未来の僕らの声が美しくあれるように
何千と言葉選んだ末に 何万とたった墓標の上に
僕らは歩んでいくんだ きっと笑わないでね
笑わないでね